「8020運動」をご存じですか?
20本以上歯が残っていれば、硬い食品もしっかり噛むことができると科学的に明らかになっています。そこで厚生労働省と日本歯科医師会は、「生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」という目的で、満80歳で20本以上の歯を残す運動を推進しています。
歯を失うと、十分に咀嚼できなくなり、消化吸収力がガクンと落ちます。栄養が行き届かないため、筋肉が減る、骨がもろくなる、内臓機能が衰えるなど、全身に悪影響を及ぼすのです。近年の研究では、歯がほとんどなく、義歯(入れ歯)を使っていない人は、認知症発生リスクがきちんと噛める人の約2倍に跳ね上がることがわかっています。
歯を失う2大原因は、虫歯と歯周病です。若い世代は虫歯、高齢になるほど歯周病の割り合いが大きくなります。歯周病の割り合いは、65歳~74歳がもっとも高く、歯を失う人が増える75歳以上は減少します。すでに歯周病を患っていても、進行をくい止める治療が歯を残すことにつながります。「もう年だから……」とあきらめず、一日でも早く治療を始めることが大切です。3ヶ月に1回は定期検査を習慣にしましょう。
残念ながら歯を失い、義歯(入れ歯)を使われている場合も定期検査が必要です。多くの方が「総入れ歯は一生もの」と思い込んでいますが、総入れ歯の対応年数はわずか6ヶ月。入れ歯は使っているうちに、歯茎やアゴの骨のカタチが変わってくるため、半年に一度のメンテナンスを要します(保険適用)。お口の状態に合わせて調整すれば、歯茎にピタッと吸着し、違和感なく噛めるようになります。
こいづみデンタルクリニックは、すべてのフロアが段差のないバリアフリー。さらに、2階、3階の診察室へはエレベーターをご利用いただけます。足腰が不安な方、車イスの方もスムーズに移動できます。また、車イスに乗ったままの治療も可能ですので、お気軽にご相談ください。
シニア世代に多い「歯茎が腫れている」「歯がグラグラする」などの症状に気づいたらすぐに当院にご相談ください。お口にトラブルがなくても歯石を取り除くプラークコントロールのほか、歯の表面に付いた汚れを磨き落とす『クリーニング』、より効果の高い「PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)」も歯周病の予防・改善に役立ちます。基本は自費診療ですが一部保険適用になることもあります。義歯(総入れ歯・部分入れ歯)の方は半年に一度のメンテナンスをお忘れなく。おいしい食事を味わうために歯の健康を守りましょう。
葛飾区では、区内在住で年度内に40歳、45歳、50歳、55歳、60歳、65歳、70歳になる方を対象に『成人歯科健康診査』を、75歳になる方を対象に『長寿歯科健康診査』を無料で実施しています。
実施時期や条件など、詳しくは葛飾区か葛飾区歯科医師会のサイトでご確認ください。
東京都葛飾区西新小岩1-4-7
03-5875-6480
診療時間 | 午前 | 午後 |
---|---|---|
月 | 9:30~13:00 | 15:00~20:00 |
火・水 | 9:30~13:00 | 15:00~19:00 |
木 | 休診日 | |
金 | 9:30~13:00 | 15:00~19:00 |
土 | 9:30~12:30 | 14:00~17:00 |
日・祝日 | 休診日 |
※ご予約のない方は、午前・午後ともに診療終了の1時間前までに受付をお済ませください